豆乳は加熱が足らず、トリプシン・インヒビターという阻害物質が13%残っているので体に悪い。   #酵素抑制物質 #酵素阻害物質 #消化酵素 #有害物質 #毒


大豆にもトリプシン・インヒビターという阻害物質が含まれます。膵臓から分泌される“トリプシン”というタンパク質分解酵素の働きをジャマするのが、この物質。

食物が胃を通過して十二指腸に入ってくると、膵臓は通常どおり消化酵素をつくって分泌します。でも、この物質が含まれていると消化できない…。そこで膵臓は、これでもか!これでもか〜っ!と、通常以上にガンバって消化酵素づくりをする羽目に…。多くの酵素が無駄づかいされ、能力以上のオーバーワークを強いられる膵臓は、やがて肥大し、疲れてクタクタに。それだけ犠牲をはらっても、肝心の栄養素は消化されぬまま、吸収もされることなく、トイレ行き…。

トリプシン阻害因子そのものもタンパク質ですから、熱を加えればその作用は失われます。でも、これが、かなりしぶとい物質で、豆乳には13%残っているとか。「豆乳はやめた方がいいよ」とまではいいませんが、ガブ飲みは控えたほうがよさそうですね。

発酵によってトリプシン阻害因子はほとんど破壊されますので、栄養価値の高い発酵食品、味噌や納豆を毎日の食生活に、うまくとりいれましょう!
http://www.nstimes.info/10-2009/kouso2.html

ところが、比較的弱い加熱で処理しているのが豆腐や豆乳です。これらの中には少しばかりトリプシンインヒビターが活性のまま残っています。各種大豆製品のトリプシンインヒビターの活性残存率は木綿豆腐で2.5%、寄せ豆腐で3.4%、絹ごし豆腐で4.3%、充填豆腐で7.9%、豆乳13.0%、納豆0.7%、醤油0.8%、味噌0.3%などである。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~rakusyotei/daizu2-27.html

この実験によると、10分加熱するだけで激減するようです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk1995/48/6/48_6_416/_pdf