玄米生菜食のススメ


人間は、火を発明して食物を調理するようになってから、疾病に冒されるようになりました。
食物を煮ると、たんぱく質は二分の一に減ってしまい、塩分は四分の一に減ってしまいます。
従って、二分の一に減ったたんぱく質と四分の一に減った塩分とを補給するために、生で食べれば少量で済むものを煮たり焼いたりして栄養素を破壊する事によって、生の量の二倍だの四倍だのを食べなければならないという事になってしまう訳です。
その上、熱によって凝縮された栄養素を吸収できるように解きほぐすため、消化器官は余分な仕事を背負わされてしまい、それだけ生体は過労を強いられます。
また、食物の量が多いとそのために出てくる有害な副産物や残滓物質の処理のために、肝臓や腎臓や腸が余計な仕事をしなければならないので、老衰を早める事になるのです。
他の自然に生棲する動物に比べると、人間は食糧が多かったり年をとると皺が寄ったり、頭が禿げたり白髪になったりしますが、それは煮たり焼いたりしたものを食べるからです。
狐や狸、熊や狼に頭の禿げたものはいませんし、鳩や雉に白髪になったものはいません。
それは、彼らが火食をしないためです。

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http://inedia.jp/nishi.html


■管理人のコメント

・甲田博士曰く、生菜食はしばらく体が冷えるそうですが、その後逆に暖かくなるそうです(体質が変わる。)。

・甲田博士曰く「病気の予防や治療の効果を比べると、切れ味も力も断然、生のほうがすぐれているからです。このことは、何千人もの患者さんを指導してきた経験から、はっきりとそう断言できます。」とのことです。

「食べ方問答」のp132より転載。
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